男の勲章

　息子は血に弱い・・・。

たんこぶなどの血が流れない痛みには強い・・・。

以前は中耳炎で、「痛い」と言って診察したその日に切開・・。

医者に「お母さん来るのが遅いです。もっと早く気づいてください。」と怒られた・・・。

し・か・し

息子は前日まで全く耳の話はしなかったし、

違和感すら感じなかったようだ。

当日突然痛いと喚いたから連れてったのにこの仕打ち・・。

とまぁ、こんな具合で、家の息子は流血しない痛みには

悲しいほど強い。

のに

「絶対それは痛くないよ」というぐらいのプチっとした流血でも

号泣する・・・。

「痛い、痛いよぉぉぉぉぉ」と

煩いほどに大騒ぎ。

余りにも、弱っちいので、

「傷は男の勲章だよ！よかったやん！勲章がまた増えて」

と、全然勲章にはならないようなプチッとした

傷の時に言ったら・・・・。

「やった！！俺数えきれんぐらい勲章ある！」

・・・・いやいや、勘違い・・・

母が悪かった・・・それは勲章とはちと違う・・・

不用意に言った母の一言のせいで、

ますます弱っちい息子になるかも・・・。

強い息子になって欲しかっただけの母の反省。

言葉って難しい・・。ニュアンスを上手に伝える方法を

学ぶ。母頑張る！